建築設計とコミュニケーション能力

 私達の業務、建築設計の活動は、そのほとんどが「コミュニケーション」なのかもしれません。

というよりも、お客様とのコミュニケーション、現場の施工者、職人さんとのコミュニケーション、メーカーさんとのコミュニケーション、社内でのコミュニケーション、など設計活動において切っても切り離せないのです。


実際に、昼間は打合せで喋ることが多く、図面の作成は夜になってからというのが日常のサイクルです。



最近はつくづく感じます。コミュニケーションの大切さを・・・。



お客様が考えている事を引き出す事も私達の役割です。それには、より時間をかけてその人とコミュニケーションを図り、深く知る事から始めるのです。



昨年末にNHKで、建築家の伊東豊雄さんが釜石市の復興に挑むという事で「希望の町のデザイン」という特番がありました。





釜石市の町の復興を伊東さんが提案するという事になるのですが、まずは地元住民の方々に直接意見を聞いたり話をしたり、コミュニケーションをとり、そこから構想のヒントを探し出していくのです。



建築家自らが町を歩き人と話す。


当たり前のことかも知れませんが本当に大事な事だと思いました。


建築は一人では絶対に造れません。さまざまな方々と話し合い、一つの目標を達成していくものです。


建築設計にとって一番大事なのはコミュニケーション能力なのかもしれません。



津波想定区域の老人福祉施設

 昨年3月の東日本大震災以降、津波への対応について、海岸に近い地域での避難の問題はさまざまなところで協議されています。



高齢者福祉施設にとってはかなり難しい問題であることは確かです。






昨年9月7日の読売新聞の記事ですが、東海、東南海、南海地震で津波による浸水が予想される沿岸区域に729ヵ所の施設が現存しており、少なくとも2万7000人を超える高齢者が暮らしているといいます。



今回のような津波が発生した場合、高齢者の避難についてはどうすれば良いのか。


建物を高層にし、屋上への一時避難をという考えでは逆に火災の際に避難するのが困難となります。地域全体として防波堤のようなものでどれだけ防げるかはわかりません。


おそらくこういった地域でこれから建設をする施設については、立地条件から検討する事も必要になると思います。



少しでも高台に施設があれば、津波の影響が少なくなります。
普段の生活の中で、施設に訪れる高齢者は一般的に、車での送迎が多く、高台の立地については、特に問題にはならないと感じます。



津波だけでなくさまざまな自然災害を想定した上で、敷地の選定や配置計画などを進めていくことが大切です。


いつ起こるかわからない災害に備え対策が急がれています・・・。



介護老人保健施設の備品搬入

 今日は、「介護老人保健施設こまち」の現場に立ち寄ってきました。



先週引渡しとなりましたが、業務としては、施設整備補助金の検査が県と市の担当課によって後日行なわれる予定で、その準備やら開設許可の申請など、書類関係の整理が多数あります。


そんな中で、現場にはテーブルや椅子などの備品が搬入され始めてきました。







お客様を迎えるラウンジの椅子は、張り地の色を壁塗装のポイント色とあわせていただきました。


建築と備品は切っても切り離せないものです。極力内装や全体の雰囲気に合わせていただくように設計サイドからも提案をさせていただきます。






2階、3階の大食堂では、50人が食事を出来る規模のため、テーブル、椅子は、ところ狭しと並んでいます。







眺めの良い南側の談話スペースは、入所者同士やご家族の方々とお話が出来るように気軽に座れる感じの椅子を置いていただきました。



まだまだこれからさまざまな備品が現場に搬入されて来ます。
ベッドやカーテン、家電など、生活感が感じられるようになってきますね。



3月1日のオープンに向けて職員の研修等の準備も進められていました。



職人のこだわり

 日曜日にテレビ東京で放映されている「ソロモン流」で、左官職人、久住さんの特集が放映されました。



父親の姿をみて、なんと3歳からコテを握り、たびたび家業の手伝いをしていた。一時はそれが嫌になり違う道に進もうとしたときに、父親からお金を貰ってヨーロッパの旅にで出て、ガウディのサクラダファミリアを見て衝撃を受け左官の道に進むことに・・・。







現在では第一線で活躍する左官デザイナーとも言うべきでしょうか。




古くからの左官技術を大切にし、常に新しいものを追い求めて挑戦してく姿は、本当にすごい方だと思いました。


まさに、仕事をする上で「損得感情」ではなく技術者として職人としてのプライドで、良いものを生み出そうとする姿勢、自分が納得のいくまで終わらない姿勢は、私達の建築設計も同じです。


日本にはすばらしい左官職人がいるんだと感動しました。




2月5日は、この番組「ソロモン流」に建築家の谷尻さんが登場する予定です。
こちらもまた楽しみです。



デザインアイテムファイル−42−

 今日のアイテムはこちらです。






一見何だか解らないところがナイスなのです。
大きさは1.6cm×5.0cm程度・・・






蓋を取ると、なるほどといった感じです。
ミニサイズの修正テープです。
テープのカートリッジはあるか不安なのですがシンプルで持ち運びに便利かと思います。



(株)デザインフィル ミドリカンパニーというメーカーの品物です。
HPはコチラ


他にもいろいろと面白いアイテムが揃っています。
おすすめのアイテムです。



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