高知の障害者施設

高知県安芸市で進めている障害者の入所施設と高齢者の小規模多機能の複合施設は、設計が完了に近づき、3月の施工者選定に向けて準備を進めています。

 

 

 

 

 

今回の事業は、既存の障害者支援施設が老朽化した事と、津波浸水地域に位置する、高齢者の小規模多機能型居宅介護事業所を高台に移転するという2つの施設を一体の建物に統合し移転する事業で、補助金についても県と市の2つの種類の補助金を受けての事業となります。

 

 

福祉施設の施設整備は、ほとんどの場合が補助金事業になるわけですが、こうして全く異なる別の補助金を一体の建物で受けられる事はなかなか珍しい事です。

 

 

それぞれの行政においては、事業予算があり、年度ごとに施設整備の計画を立てていくため、それぞれの事業が法人と行政でうまくタイミングが合わないと補助金執行としては難しくなります。

 

 

また、福祉医療機構からの借入等も利用するとなると、各機関との事前の調整は煩雑になってきます。

 

 

タイミングを間違えると、最悪な場合は、補助金が受けられなくなったり、借入の対象から外れてしまったりと、事業として成り立たないという状況になる場合も想定されます。

 

 

そういった状況もあり今回の事業においても事前に役所との協議を並行して進めてきました。

手続きはどうしても煩雑になりますが、時間をかけてようやく施工者の入札という段階にきたところです。

 

 

建設現場は、すでに造成工事が終盤に差し掛かり、敷地の高低差や土留壁など、見えにくかった部分も明らかになってきたところです。

 

 

 

 

建築工事は4月からスタートの予定となっており、老朽化と津波対策という事で、障害者や高齢者が早く安心できる環境ができればと思います。




新型肺炎と福祉施設

連日報道されている新型肺炎コロナウイルスの感染拡大は大きな問題となっています。

 

 

本日のNHKニュースによると、感染者数は中国だけで1万4000人を超え、死者は304人となったとの事。

 

 

(NHKニュースより)

 

 

中国以外でも感染拡大が進んでおり、これまでに26の国と地域で170人の感染が報告されています。

 

 

日本においても、感染者のニュースが出たり、私たちの身近な生活では、マスクが不足していたり、電車や街中ではほとんどの人がマスクを着けている光景を見ると他人ごとではない問題です。

 

 

インフルエンザと同様にマスクの着用や外出後の手洗いうがいなどは、感染症を予防するためには効果があるようです。

 

 

この時期については、今年だけの問題ではなく、毎年のように感染症に対しては、福祉施設においてとても気を遣うところです。

 

 

インフルエンザウイルスの拡大は、高齢者や障害者といった身体的な弱者にとっては、抵抗力が低下しているため、かかりやすく、一度かかるとかなり重症になってしまう事もあります。

 

 

どこの施設に行っても、玄関の受付において、アルコール消毒とマスクの着用は必須となっています。

 

 

集まって住まう高齢者施設にとっては、利用者だけでなく職員についても一人が発症してしまうと施設内に感染する可能性が増すため、注意しなければいけません。

 

 

利用者にとっては、もし感染してしまえば命に係わる事も出てくるのです。

 

 

私たちが福祉施設の整備において、いつも検討している事は、施設内の湿度対策と個別室の配置等です。

 

 

最近では、新型特養等においては個室が標準化しているため、特別に部屋の設置をすることはありませんが、従来型の多床室の場合は余分に個室を設置したり、ユニット外の離れた場所に予備室の検討を行ったりもします。

 

 

保湿という部分については、専用の給水配管で天井に埋込型で加湿器を導入したり、大型の置型加湿器を購入して設置したりと、対策を検討してきました。

 

 

生活環境は時代とともに変化していきます。

時代とともに高齢者や障害者の方々が安心して生活できる環境も変わっていくはずです。そうした安全、安心の環境づくりを実現するために日々考え、提案していく事が私たちの役割だと思っています。

 




長崎の特別養護老人ホーム

週末に長崎に行ってきました。

 

 

約2年くらい前から設計の検討を始めたプロジェクトで、既存の特別養護老人ホームの建替え事業となります。

 

 

昨年末に、ようやく施工業者が入札で決定し、いよいよ今年から着工する運びとなりました。

 

 

 

敷地は海が見える高台にあり、とても素晴らしいロケーションです。

既存施設の建替えという事で、現在の施設は運営しながら隣に新しい建物を建て、引っ越してから既存の建物を解体するという感じです。

 

 

ただ、敷地内に残して利用する建物があったり、敷地の高低差があり造成工事が必要であったり、既存建物の改修工事もあり、とても難しい工事であるとともに、約2年という長期にわたる工事となります。

 

 

正直、最初に伺ったときには、本当に実現できるのかといった状況でした。

 

 

設計の段階で、法人さんのご意見をもとに様々な検討を重ね、少しづつ積み上げていき、最終的な案が出来上がっていきました。

 

 

特別養護老人ホームの建替えはコスト面においても、かなり厳しいのが現状です。新設する建物の費用だけでなく、解体や場合によっては土地の購入も必要になるからです。

 

 

建物の老朽化に伴う建て替えは、どこの施設でも問題になってきます。

高齢者の安全を守るためには、引き延ばすこともできません。

こうした問題に、行政としてももう少し手厚い補助は必要ではないかと感じています。

 

 

今、住んでいる高齢者の方々、これから住まわれる高齢者の方々が安全で安心できる生活を継続できるように、頑張っていきたいと思います。




2021年の新卒採用情報を公開しました

2021年の新卒採用(建築設計職)情報を公開しております。

 

 

世の中の高齢者施設、障害者施設を安心、安全で楽しいものに変えていきたい。

そんな思いで日々考え、活動しています。

是非いっしょに働いてみませんか。

 

 

(特別養護老人ホーム グランドオーク百寿)

 

 

詳しくは、下記のリンクよりご確認ください。

→コチラ

 




2020年の仕事始め

本日より2020年の福祉施設研究所の業務がスタートとなりました。

 

 

年の初めは、毎年恒例となっている「新年の会」が開催され、スタッフ全員が新しい年をそろって迎える事ができました。

 

 

 

 

「新年の会」ではスタッフ個人の今年の目標や中長期の目標を話ました。それぞれ強い想いをもって今年も取り組んでいく決意を感じた会となりました。

 

 

その後は新年の祈願に伊勢原大神宮へ。

 

 

 

こちらも、十数年前から恒例行事となっておりますが、いつも、身が引き締まる想いです。

 

 

 

最後に記念撮影。

 

 

福祉施設研究所としても本日より通常業務がスタートし、今年も高齢者や障害者のために様々な提案をしていきたいと考えています。

 

 

時代は常に変化をしています。

私たちはその変化に対応する事だけでなく、更にそれを超えた新たな施設創りができるように日々活動しています。

 

 

また、施設の設計だけでなく、施設にまつわる家具や備品、ロゴデザインなど、施設環境に関する全てに係ることが出来ればという所存です。

 

 

2020年は東京オリンピックが開催される年でもあります。

建設費の高騰で、福祉施設の整備はより厳しい局面を向かえていることも事実ですが、施設整備においては補助金事業という事や老朽化により遅らせられない事情もあります。

 

そういった事を含めて気軽に相談いただければと思っております。

今年もよろしくお願いいたします。




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