バンコク高齢者施設研修最終日

いよいよバンコク高齢者施設研修も最終日となりました。

 

 

今日は、せっかくのパタヤという事で、ホテル内のプールやビーチで午前中の時間をゆっくりと過ごさせていただきました。

 

 

 

 

ホテルの敷地内は斜面地となっていて、分棟型のホテルとなっていて、いたるところにこうしたプールが配置されています。

 

 

 

 

下に降りていくとホテル専用のビーチがあります。とても綺麗な白い砂浜の朝は、自分しかいないとても贅沢な時間でした。

 

 

そして午後からはバンコクで高齢者施設を運営している日本の介護大手である(株)リエイの事務所に訪問させていただきました。バンコクの中心部からは少し離れた場所にありますが、当初は高齢者の入所施設を運営していたそうです。

 

 

2日目にバンコク市内の高齢者施設を見学しましたが、その時にリエイの施設にも行ってみたのですが、閉鎖されていたため、どうしてもその理由と高齢者施設事情が知りたくて来てみました。

 

 

 

 

 

Thaiリエイの責任者でもある藤本さんには急なお願いにもかかわらずこうした時間をいただき、私としては本当に素晴らしい時間となりました。

 

 

当初の入所施設は、6階建てのオフィスビルを借りて内装を改修し、基本的には個室で20床の定員の施設を運営していたとの事。1階がオフィスと調理室、2階に共用部と食堂があり3階から6階に5室づつ程度の部屋という構成だったようです。

 

 

閉鎖になってしまった理由としては設備的な改修が必要になり、巨額な設備投資をしてまで続けられないという判断だったようで、もともとオフィスビルのため使い勝手も悪かったようで賃貸契約が切れる3年で閉鎖したとの事でした。

 

 

閉鎖後は、もともとやっていた訪問介護の事業を継続しているようで、スタッフ約30人と共に現在も高齢者のために介護事業を続けているそうです。

 

 

タイでに高齢者施設は、少人数のものが多く、大規模な施設はあまり無いとの事で、大規模な施設はタイ人からは好まれない事も事実のようです。

 

 

高齢者施設は、どこまで行ってもやはり「住まい」だという事だと思います。その国の文化にあっていなければすぐに淘汰されていく事は、どんな分野においても同じことです。

 

 

日本の介護が海外で難しいのは、そういうところにあるのではと感じています。

 

 

介護の考え方や、利用者のニーズ、周辺との関係性など、文化にはさまざまな背景があり、決して同じものが通用する事ではないという事です。

 

 

日本の国内でも、都心部と郊外では考え方も違いますし、求められるものも違ってきます。ましてや国が違うと根本から考えていかないと本当に良い高齢者の住まいは出来ないのではと考えさせられます。

 

 

そうした様々な高齢者施設事情をお話しし、とても楽しい時間を過ごすことができました。

 

 

それでも藤本さんは、いつかバンコクでまた入所施設をオープンさせたいと言っていました。日本から離れた地でも高齢者施設について真剣に向き合い、考えている方がいるんだと私自身刺激をうけました。

 

 

 

 

バンコク最後の夜はやはりタイ料理で締め、バンコク中心部であるサイアムのホテルに戻りました。

 

 

 

 

サイアム地区の様子です。日本でいうと東京都心部のような賑わいで、夜になっても多くの人で賑わっていて、今後のさらなる発展を予感させる風景でした。




バンコク高齢者施設研修4日目

今日は、バンコクから南へ約150km、タイのリゾート地としても知られるパタヤという街に行きました。

 

 

バンコクは近年急速に発展し、日本でいうと東京都内にいるかのような街なので、タイらしいところも見たいという事でバスで移動してきました。

 

 

 

バスでパタヤに到着するとこういった乗り合いタクシーをその場で値段交渉して街の中心部へ。

 

 

 

 

パタヤはビーチが有名でいろいろな国からの観光客でにぎわっている場所です。町はこんな雰囲気で車やバイク、人で賑わっている感じです。

 

 

 

 

この日は雲が多かったですが、ビーチ沿いの通りには観光客でいっぱいでした。

 

 

 

ショッピングセンターからの眺めです。海でのアトラクションのためか船の数がものすごく多く賑わっている感じが伝わってきます。

 

 

 

 

パタヤビーチの中心部にあるHilton patayaです。インテリアが気になって中に入ってみました。

 

 

 

 

ホテルのエントランスは高級感溢れる雰囲気ですが、天井が布でダザインされていてとても穏やかな印象を受けます。

 

 

 

 

ホテルエントランス横にあるラウンジスペースです。誰でもくつろげる雰囲気でインテリアが創られています。

 

 

 

 

下の階がショッピングセンターになっている関係でエントランスが上階にあり、ビーチが一望できる環境にあります。そうしたロケーションをうまく活用しエントランス前にこうした外部空間がありました。

 

 

 

 

レストランへの通路も綺麗にデザインされていました。

 

 

 

 

今日は、パタヤビーチから少し離れた高台にあるIntercontinental Hotelですが、プールもありリゾート感のあるホテルです。

海が見える高台にあるという事からホテルを選んだのですが、敷地が広すぎてここからでは海は見えません。

 

 

日本でもそうですが、タイにおいてもバンコクとパタヤでは街の雰囲気が全く違ってきます。どちらかというと昔からのタイという雰囲気のパタヤはタイの文化を知る要素が多いのではと感じました。




バンコク高齢者施設研修3日目

バンコクに来て3日目となりました。

今日は、タイの文化を感じるために、バンコク市内の街を散策してきました。

 

 

 

 

タイっぽいところももちろんありますが、以前15年くらい前に来た時と比べるとかなりの変化のように感じます。

 

 

 

 

 

いたるところに寺院はあります。

 

 

 

道路の中央にある塔が民主記念塔で、観光地ともなっているようでした。

 

 

 

 

街中にはこうした古い建物をリノベーションしたカフェが点在していて、きれいにデザインされてものもあります。

 

 

 

 

 

しかし、せっかくタイに来たのであれば屋台も体験しておきたいと、ある公園でやっているイベント会場に来てみました。

 

 

 

そして少し躊躇しながらも屋台で麺類を注文してみました。その場で、具と麺を炒めてくれて出来立てをいただきました。

 

 

 

 

日本でいうところの焼きビーフンといった感じのもので、とても美味しかったです。

 

 

 

 

公園の一角では、セパタクロー。普通にこれが見られるというのはタイならではの光景です。

 

 

 

バンコク市美術館や写真のギャラリーを見学しましたが、アートに対する人々の関心も強いと感じました。

 

 

 

 

そして今日のホテルに到着、昨日止まったHACHIというアパートメントの屋上部分を借りています。

 

 

 

夜景もとてもきれいな場所です。

 

 

 

こちらの建物をデザインしたバンコクの設計事務所が1階をオフィスとしていて、設計者のThawinさんにお会いする事もできました。

 

バンコクの街中を地下鉄やタクシーを利用しながら歩く事で、少しでもタイの方々の考え方や行動などがわかればと感じています。タイでは食事を家で作る事が少なく、基本的には外食という考えのようで、道端の屋台や食堂がやたらと多いわけがわかりました。




バンコク高齢者施設研修1日目〜2日目

昨日からバンコクに来ています。

目的としては、アジアでも今後高齢化が急速に進むと言われているタイの首都バンコクでの高齢者施設事情とその文化を知りたいというものです。

 

 

「1日目」

羽田空港よりバンコク、スワンナプーム国際空港への移動でした。

バンコクについたのが、16時30分、飛行機が遅れたため、予約していたバスに乗れず再度チケットを購入しホテルへというちょっとしたハプニングからスタートとなりました。

 

 

 

ホテルに到着したのは19時前、夜ご飯を食べにと外に出てもまわりにはなにもなく、とりあえずタイらしいものをという事で、すこし躊躇しつつも道端で販売している串焼きを購入、これがなかなかの美味でした。(笑)

 

 

 

 

「2日目」

いよいよ高齢者施設の視察に伺ってきました。

 

最初に伺った施設は、医療がとても充実した施設でリハビリの設備等も充実していました。

 

 

 

昨年にオープンしたばかりの施設という事で定員100人に対して現在は約20人ということで、重度の方も入所されていました。

 

 

 

 

外部にはこうした庭やジョギングコースもあり、比較的リハビリ要素の強い施設で、日本でいう老人保健施設のような感じでしょうか。

 

 

 

という事もあり、どうしても内部は病院のような雰囲気がありました。

比較的高額ですが、家族も一緒に住むことができる部屋もあり、しっかりとした介護体制のもと運営されている感じがしました。

 

 

2件目に伺った施設は、撮影NGのため写真はありませんが、代表者が自宅を拡張してNursing Homeとした施設で、定員も15人程度で2人部屋、ほぼ満床の状況でした。

 

 

こちらの代表者とも話しましたが、やはり住み慣れた地域で老後も過ごすことが一番だと言われていました。

日本でいうとグーループホームのような感じですが、何かあたたかい感じがしました。

 

 

3件目は、こちらも医師が運営している高齢者施設で、定員も14人と少なく原則として一人部屋です。

 

 

 

 

便所とシャワー室は共用で、一人部屋といっても、簡易な間仕切りで仕切られていて最低限の家具とベッドが置かれている部屋です。

 

 

 

少し寂しい感じはしますが、月額28,000バーツ、日本円にして約11万2000円は今日見た施設では最も安い金額でした。

 

 

 

中廊下型のため、廊下部分が暗く、共用部分が閑散としていてそれぞれが部屋で過ごしているようで、もう少し共用部を充実できればといった感じです。

 

 

そのあと、日本企業と共同で運営する高齢者施設に伺ったのですが、すでに閉鎖されていました。

 

 

 

 

日本の介護事業者が海外での展開を行う場合は本当に難しい部分が多くあると感じます。

 

 

高齢者施設は、その人の住まいです。

日本の介護の考えが、どこの国でも通じるかという事は、やはり難しいと思うのです。

 

 

それぞれの国にはそれぞれの文化があり、生活のスタイルも変わってきます。タイの高齢者が求めるものと日本の高齢者が求めるものは違うという事です。

 

 

細かい事の違いだと思いますが、生活においてはその細かい事がとても大切になってくるものかと思います。

 

 

さまざまな課題はありますが、今日は、バンコクにおける高齢者施設の現状に触れる事ができました。




人手不足と特別養護老人ホームの運営

先月、ショッキングなニュースがありました。

 

 

 

静岡市の特別養護老人ホームが突然の閉鎖を発表したというものです。

ニュース記事

 

 

職員の不足で十分な介護報酬が得られず経営が悪化して閉鎖するという事で、そこで働く職員も利用者も突然の話に困惑しているという。

 

 

特別養護老人ホームの運営資金はいわゆる介護報酬の収入のみで運営していかなければいけません。どんなに努力しようとも利用定員が変わらなければ収入も変わりません。

 

 

施設側として出来る事といえば稼働率を上げ収入が減らないように保つくらいです。

 

 

昨今の人手不足は介護業界だけでなくすべての業界において言える事ではないでしょうか。若年層の人口が減っていて絶対数が減っているわけですから当然と言えば当然の事です。

 

 

どんどん新しい施設が出来、職員の取り合いという事も多いなかで、どのようにこうした状況を打開していくのか。

 

 

利用者もそうですが、職員も施設を選ぶ時代になっているという事です。

職員としても、いくら賃金が良くても魅力ある介護の考え方や取り組みをしていないと働く事に対してのモチベーションが保てません。

 

何か、その普段の介護という仕事の中で、楽しみややりがいを見出せなければ長くは続かないという事です。

 

 

もちろんソフト面は最も大切なところですが、ハードとソフトが利用者にとっても職員にとっても魅力ある施設でなければ結局こうした問題にぶつかってしまうと思うのです。

 

 

他の施設には無いプラスアルファの取り組みがこうした状況を変えると私は思います。

選ばれる施設創りは、まずは、職員からも支持される施設でなければならないと改めて考えるきっかけとなりました。

 




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