特別養護老人ホームの空きが2割?

特別養護老人ホームの待機者は各市町村でばらつきはありますが、まだまだ多くの高齢者が待っているという状況です。

 

 

しかし、特別養護老人ホームの定員の約2割は空き室になっているという状況があるとの事。

 

 

(4月7日 日刊ゲンダイ)

 

 

一般的に特別養護老人ホームは介護度3以上の高齢者、いわゆる重度の方しか入所できないという考えが浸透しています。原則としてはそのとおりですが、介護度が1、2の方でも入所できる場合があるとの事。

 

 

介護している方が認知症であったり、老老介護といった家庭環境で介護が困難な場合などで入居が可能な場合があります。

 

 

現在の日本の社会では核家族化が進み、どうしても親の近くに子ども世代がいるとは限りません。一人暮らしの高齢者や老老介護の高齢者夫婦は今後も増える一方です。

 

 

介護度3以上しか入れない、と思い込んで相談や申し込みもしていない待機予備軍は世の中にどれだけいるのでしょうか。

 

 

また、待機者が減らない一方で、特別養護老人ホームの空き室は定員の平均2割にも達するそうです。

 

 

待機者がいるのに空き室が多いという状況はどうして生まれるのか?

 

 

現在、介護業界では最も深刻となっている職員不足の問題です。施設整備が進んだとしても、職員が集まらないという話しは良く聞きます。新しく特別養護老人ホームが開所しても職員が集まらないとその分の部屋は受け入れが出来ないという状況は少なくありません。

 

 

先日神奈川県内の某特別養護老人ホームの理事長と話をしましたが、職員不足を補うために外国人の介護職員を積極的に採用しているという話しを聞きました。

 

 

コミュニケーションや介護記録の問題で、敬遠する場合が多い外国人介護者の採用ですが、実際に採用してみると戦力として十分な対応が出来ると言います。

 

 

今、介護現場に求められる事。

それは、やはり介護職員の確保であり、介護を目指す学生や若者が増えることだと感じます。

 

 

「介護」の魅力をもっともっと伝える事。

福祉の仕事のやりがいを発信する事。

魅力ある福祉の業界を創り上げる事。

 

 

特別養護老人ホームにおいての現在の課題はそうしたところにあると感じます。

全ては高齢者のために、安心した生活を楽しむ事ができるために業界全体が意識していかなければ簡単に解決できる問題ではないと感じています。




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