空室だらけの特別養護老人ホーム

「空室だらけの特別養護老人ホーム」・・・

PRESIDENT 7月号の中で特集が組まれています。

 

 

 

 

特別養護老人ホームの入所申込者は全国で52万人と言われているいますが、現実的には空室が目立つようになっています。

一体なぜ?

 

 

大きな要因は2つ。

一つは施設側の事情で、職員の採用が困難である事や離職が多いという事です。

 

 

特別養護老人ホームを整備したとしても、職員が集まらなかったり、集めてもすぐに離職してしまい現実的に利用者を受け入れられないという現状があります。

 

 

現在の特別養護老人ホームで3割は空きとなっているともいわれています。

 

 

そしてもう一つは利用者側の事情です。

現在は、重度の方でも有料老人ホームや在宅での介護サービスなど選択肢が増えた事がその要因です。

 

 

以前のように特別養護老人ホームでも施設をつくれば入るという状況ではありません。

さまざまなサービスや施設の中で、自身にあったサービスや選択しているという事です。

 

 

 

 

私達は、特別養護老人ホームの設計を受ける際に以前から常に言い続けている事です。

他に無い差別化したサービスや取り組みを持ち、地域の方々にも利用していただける施設を創る事です。

 

 

結果的に利用者が元気に暮らすことができる施設となり、職員についてもやりがいやモチベーションを上げるといった効果が出てくるのです。

 

 

今後は益々、利用者が施設を選ぶ時代が強くなっていきます。

地域との関連や子どもの施設を併設するなど、出来る事はさまざまで、全ては利用者のために利用者の目線に立って考える事が大切です。

 

 

介護職員の確保と共に今こそ特化した特別養護老人ホームの整備が求められているのです。

コメント