中国の福祉施設

先日、設計打合せのため、中国吉林省四平市に伺ってきました。

 

 

(写真は北京上空)

 

以前にも書きましたが、羽田空港からの直行便がないため四平市に行くには一日がかりとなります。途中北京を経由して最寄りの空港がある長春に、今回は長春近郊の都市で一泊して次の日の朝、四平市に向かいました。

 

 

 

 

最初にこちらに来たのが昨年の7月、夏の暑い日でしたが、今回は本当に寒い時期で、-20度〜ー30度という極寒の中での訪問となりました。

 

 

昼間の最高気温がー20度、朝晩はー30度くらいになるという環境は、私自身初めての体験です。

 

 

 

こんなに晴れていても気温ー20度。すべてが凍り付く世界で長い時間外に出ている事はかなり厳しい環境です。

 

 

今回の計画は、高齢者活動センターと子ども達の幼稚園の複合施設で、子どもと高齢者や地域の方々との交流がいかにして出来るか、多世代が自然に集まる場所やそんなきっかけとなる施設創りの提案を行いました。

 

 

 

 

 

打合せ終了後は、今一度敷地の確認に現地に行ってきました。

 

 

敷地に接する前面道路は幹線道路となっており、東側には(写真右側)高層の共同住宅群が完成する予定となっています。

 

 

 

 

敷地内の写真です。

この地域は気温はとても低いですが、年間の降水量はとても低く、雪が積もったとしてもこの程度だそうです。

 

 

 

 

こちらも敷地内の写真ですが、奥に見える高層集合住宅の建設工事は全てが止まっています。

おおよそこの地域では11月から4月は気温が低くなりすぎるため工事ができないという事です。

 

 

そのため、大規模施設の建設では1年の打ち半分は作業ができないため、倍の工期がかかるという事になります。

 

 

今回のプロジェクトは中国での施設であるため、日本とはまた違った法律や規制がかかってきます。しかし、日本のように保険制度や補助金の関係でこうした複合施設は実現が難しいのが現状である事に対して比較的自由に施設の種別を設定する事ができるようです。

 

 

まさに高齢者にとっては子どもが身近にいる環境は、高齢者の会話を増やし、行動を起こすきっかけとなり、とても素晴らしい事です。

また、子ども達の幼稚園に身近に高齢者がいる事で、さまざまな会話をとおして過去の歴史や文化についての学びができるはずです。

 

 

 

いろいろな世代の人間が、ここに集まり、お互いに良い刺激となり豊かな生活ができるように提案していきたいと考えています。

 




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  • 2018/05/12 1:24 PM
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