福祉施設の防災を考える

今日、9月1日は防災の日です。

 

 

全国各地で防災訓練や、防災についてのイベントが実施されているようです。

 

 

 

(時事通信社より)

 

 

災害は忘れたころにやってくる。と言われますが、災害が起きてから時間の経過と共に防災への意識はどうしても薄れていく傾向にあります。

 

 

そういう意味で、この9月1日という日が、もういちど防災について考えるきっかけを私たちに与えてくれているものだと感じています。

 

 

私たちが係わる高齢者や障害者の施設は、特に防災という事については議論になる事が多く、身体的に弱者と言われる高齢者や障害者が災害時にどのように避難ができるのかといった事は、施設の設計においてとても重要な事だと思います。

 

 

 

記憶に新しい、京都で発生した「京都アニメーション放火事件」では火災における避難の難しさが伝わってきました。

 

 

体が元気な方々でも、いざ火災が起きてしまうと、どのようにしていいのかを瞬時に判断しすぐに行動を起こさないと安全な避難は難しいのではと感じます。

 

 

施設の規模が大きくなるほど、全員を無事に避難させるために要する時間は長くなります。

 

 

敷地や周辺環境の条件は様々ですが、出来る限り、一時避難ができるバルコニーや防火戸による区画等、ある程度時間がかかっても避難ができる状況を作っておくことが重要だと感じています。

 

 

また、地域における災害時の避難拠点であったり、福祉避難所としての地域の役割も大きな意味をもつことから、避難所としての動線計画や非常用の設備の整備なども地域と共に考えていかなければいけない課題だと思います。

 

 

「地域交流」の大切さは、こうした非常時の避難や避難所としての役割を維持するためにもとても大切な事です。

 

 

 

単に、地域との交流場所を作るだけでなく、普段から、地域の方々に来ていただく事で、施設の事も知っていただき、お互いに助けあえる関係性を築いていく事が今後の福祉施設に求められる重要な要素だと改めて感じました。




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