福祉施設の建設コストはどう変わる

新型コロナウイルスでの緊急事態宣言は、先週月曜日に解除され、初めての週末をむかえました。

街では、飲食店や大型のショッピング施設も開店しているところも増え、少しづつではありますが、賑わいが出てきたように感じます。

 

 

とは言っても、北九州市での第2波のニュースを見ると、どの地域においても油断はできない状況であり、とても複雑な思いです。

 

 

 

(日経アーキテクチュア 5-28号より)

 

 

日経アーキテクチュア5-28号の記事ですが、コロナ・ショックの建築界への影響についての記事が記載されていました。

 

 

店舗や事務所、工場といった建築需要は、このコロナの影響により、需要が減少する事は確かです。さまざまな業種でリーマンショックを超える経営難に陥ってしまっているのではと感じます。

 

 

私達が係わる福祉施設においても、もちろん影響が無いわけではありませんが、大きく状況が変化するとは思っていません。

 

 

前にも書きましたが、建設現場でのコロナ対策において、一日の作業人数を減らしたり、極力密を避けるための工夫や衛生面での配慮も意識されている現場がほとんどです。

 

 

特に特別養護老人ホームの整備においては、補助金事業であり、介護保険制度の上での施設整備である事から、店舗や事務所建設のようにこういう状況に陥っても工事を中止するという事にはなりません。

 

 

むしろ、高齢者の方々の生活を守るために、一日でも早く整備しなければいけないという状況にあり、高齢者の命にもかかわる問題だと考えています。

 

 

建設コスト事情については、2020年前半までは、緩やかに上がっているという感じでした。労務費についてもここ数年は上がり続けているという印象です。

 

 

今後においては、今回のコロナの影響で、建築業界についても、建設工事の絶対数は落ちるのは目に見えており、厳しくなるとともに建設コストについては、仕事の確保という意味で、少し下がる方向にあると予測されています。

 

 

事業主にとって建設コストが下がるというのは、喜ばしい事ですが、社会全体で考えると、とても喜べない状況で複雑な思いです。

 

 

今後、まだまだ状況は変化していくと思いますが、高齢者、障害者の住空間の整備はどんな状況にあっても急務であることは確かです。世の中の状況をみながら、いつの日かコロナが完全に終息し、みんなで集まれる、コミュニティー溢れる施設づくりを提案していきたいと思います。




コメント
コメントする








   



selected entries

categories

recent comment

recommend

福祉施設の未来を創る‐絆‐高齢者施設・障がい者施設資料集
福祉施設の未来を創る‐絆‐高齢者施設・障がい者施設資料集 (JUGEMレビュー »)
日比野設計,阿久根佐和子
2014年発売


高齢者福祉施設、障碍者福祉施設特集

recommend

笑顔がいっぱいの園舎づくり(幼児の城 7)
笑顔がいっぱいの園舎づくり(幼児の城 7) (JUGEMレビュー »)
日比野設計
2016年発売
園舎資料の最新版。
国内外の写真多数掲載。
好評発売中
日比野設計+幼児の城著

recommend

愛される園舎のつくりかた (幼児の城 6)
愛される園舎のつくりかた (幼児の城 6) (JUGEMレビュー »)
日比野設計
2013年発売
園舎資料の最新版
国内外の写真多数掲載
好評発売中
日比野設計+幼児の城著

recommend

世界でたったひとつの園舎づくり 幼児の城〈5〉
世界でたったひとつの園舎づくり 幼児の城〈5〉 (JUGEMレビュー »)
日比野設計
2009年発売
園舎資料の最新版。
国内外の写真多数掲載。
好評発売中
日比野設計+幼児の城著

links

search this site.

others

mobile

qrcode