災害時の福祉避難所

今日は、設計を進めている横浜市の特別養護老人ホームの近隣説明会に伺ってきました。

 

 

 

 

近隣説明を行うと様々なご意見や質問をいただく事があります。

 

 

もちろん、隣接地に住む方々は、新しくできる建物の高さや規模、日影など建物が建つことによってどのように環境が変化するかといった事があり、また、地域でも少し距離があるところでは、福祉施設の内容や利用に対してのご意見があったりと、場所によっても様々な目線で意見をいただく事があります。

 

 

今回の建物は海岸近くのエリアにあり、津波による浸水が想定される区域です。

そのため、特別養護老人ホームの利用者用の居室は3階以上に整備するという方針で動いているのですが、いざという時には地域の福祉避難所としての利用も意識しているところです。

 

 

避難所といっても、その災害の内容によって、利用できる対象エリアや年齢層など様々です。たとえば今回の地域においては津波を想定する場合、本当に隣接地の方々が避難できればという考えです。少し離れた場所の方々は間に合わないという可能性も考えられます。

 

 

地震による被害の場合は、比較的広範囲の方々も周辺の状況によっては避難施設として活用ができますし、先日のように洪水での災害においても多くの方々に利用していただけるのではと考えています。

 

 

このように、災害の内容によって、避難所として利用できる対象の方々は変わる事も事実です。

 

 

どの地域においても、避難所というのは近くの小学校や中学校などに指定されているのですが、高齢者や障害者で車椅子を利用している方々は、避難所においてそうした設備が無くて困るといったケースがよくあります。

 

 

どんな災害においても車椅子利用者が使用できる、福祉避難所は地域の各所に必要である事は確かです。また、このコロナ渦において、多くの方が1カ所の避難所に集中する事も避けなければいけません。

 

 

特別養護老人ホームは常に地域のそうした人たちの、福祉避難所としてもとても重要な役割を担っているのです。

地域の福祉避難所として防災への意識や普段からの周知がとても大切になってきます。

 

 

地域と共に共存し続ける施設は、そうした避難所としても、地域の方々に理解していただく必要があると感じています。

 

 

 

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