福祉施設の在り方と課題

「いっしょが、たのしい」(著者 里見喜久夫)

 

一冊の写真集に出会いました。

 

 

 

 

障がい者施設を運営する、とある社会福祉法人の活動の記録です。写真集に登場するのは、障がい者の人やそこで働く職員や地域の人など、ごく普通の人たちです。

 

 

「いっしょが、たのしい」

写真集のタイトルとなっている言葉は、今の日本の障がい者施設の在り方に訴えかけているのです。

 

 

その活動は、ごく普通のものであり、特に特殊な取り組みをしているものではない。

一つ一つの写真も、特別な場所であったり、何かを意図するものではない。

 

 

しかし、そんな日常の何気ない風景には、真剣に取り組む表情、楽しく会話する姿、栽培された野菜、子ども達の笑顔、が写っている。

 

 

そして、その一つ一つの写真は、日本の障がい者福祉の在り方に、まるで訴えかけるように活き活きと語りかけているように感じます。

 

 

健常者と障がい者という表現の境目はそもそも無いように思いますが、健常者と言われる方たちも少なからず生きにくい社会を悩みながら生きている。

 

 

どんな人でも、悩みが無い人はいない。

 

 

障がい者も、健常者も、施設の職員も、管理者も、地域の方たちも、高齢者も、子ども達もみんないっしょが一番たのしいという事です。

 

 

何気ない日常、そこには様々な人がいて、様々な出来事が起こり、コミュニケーションが生まれる、そして時間は常に流れている。

そんな当たり前の事が一番楽しいのです。

 

 

それぞれの地域社会の中で、個人がどのようにかかわりが持てるか、私たちは常に問いかけ、提案し続ける事だと感じています。




建築の機能とデザイン

「機能とデザイン」建築設計における永遠のテーマなのかもしれません。

 

 

建物はカッコいいだけでは成り立ちませんし、機能性だけでも良い建物とは言えません。その両方が備わって良い建築といえるのではないでしょうか。

 

 

最近、現場において施工者や職人さんと打合せをする事が多くあります。一つ一つの建築は、他に同じものは無いまさにオンリーワンの建物です。

 

 

当然ですが、建物の機能性を確保しながらデザインについてもコンセプトに沿った提案をさせていただくのですが、施工者側から見た意見も出てきます。

 

 

外壁の材料や張り方、端部の処理やコーナー部の納めなど、ディテール一つ一つが最終的な建物の印象を創っていくもので、とても重要な要素となります。

 

 

先日の打合せでも施工者側と意見の違いがあり、一つの取り合いを決めるだけで3時間もの議論となりました。

しかし、そうした議論を重ねる事でより良い方法や、見せ方が出て来たり、違う考え方を取り込んだりする事もあります。

 

 

そうです。答えは一つではないからです。

 

 

しかし、私たちも常に機能の事、デザインの事を同時に考えながら、どのようにすれば使い勝手も良く、安全も確保され、デザイン的にも綺麗に納められるかを模索しています。

 

 

「機能はデザインの母なり」

先輩から教わった言葉です。機能があるからデザインが生まれるという事です。

まさにそのとおりだと感じます。

 

 

常にそうした意識を持ちながら、高齢者や障がい者の方々が安全で心地よい空間であると感じられるように提案し続けていきたいと思います。




2019年の仕事はじめ

2019年、本日より仕事はじめとなりました。

 

 

日比野設計では毎年恒例となっている新年の会で、今年の個人個人の目標や抱負を発表します。この新しい新年を迎え気持ちも新たにそれぞれが仕事に対して目標を持つことは大切です。

 

 

 

 

そして2019年のスタートを記念しての全員での集合写真です。(数名の欠席者もいますが・・・)

 

 

そのあとは、執行役員以上での新年祈願に行ってきました。

 

 

こうして、新しい年を皆で迎えられる事は本当に嬉しく思うと同時に身が引き締まる想いです。

 

 

年明けに行った熊野本宮大社の宮司が掲げた今年の一文字

 

 

 

 

「刻」(きざむ)の漢字です。

 

今年は年号も新たになり、改めて時を刻んでいく大きな年となり、新しき年の一文字として干支の「亥」を含んでいる「刻」を書いたとの事。

 

 

まさに私たちの活動も同じ事が言えます。

高齢者施設や障がい者施設が利用者に満足いただけるように、一つ一つを丁寧に創り上げていく事が、福祉や介護の分野を活性化させるとともに、皆が笑顔になれる場づくりを提案し続ける事だと思います。

 

 

2019年、今年もよろしくお願い申し上げます。




2019年、明けましておめでとうございます

新年、明けましておめでとうございます。

昨年中は様々な方々にお世話になり、ありがとうございました。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

2019年、今年は平成が終わり新たな時代のスタートとなる年となります。

 

 

2020年の東京オリンピックに向けての準備や様々な整備は、世の中の動きと共にあわただしくなってきているように感じます。

 

 

また、消費税増税が10月からという事で、建築業界においても少なからず意識していく事となるはずです。

 

 

今年もまた、様々な方々の力をお借りしながら「福祉」や「介護」の施設整備の提案を続けていきたいと思っています。

 

 

昨今、福祉の世界は変わりつつあると実感しています。

それは、若手の理事長や先進的な取り組みをする若い経営者が増えてきていると感じているからです。

 

 

本当に頼もしい傾向だと思います。

地域に開いた高齢者施設や高齢者や障がい者の目線での施設整備やソフト面の改革など、新しい取り組みを進めようとする力があふれているように感じます。

 

 

高齢者施設や障がい者施設は生活の場です。

新しい取り組みというよりも当たり前の生活が保障される事が本質的な答えだと私は思います。

 

 

それは、健常者や若者でも同じ事で、住みたいと思う建築や落ち着く空間というのは共通な認識であり、どうしても施設整備や介護サービスという領域となると、既成概念が働いてしまう事があるのが事実です。

 

 

そこを脱皮し、いかにして普通の生活が提供できる空間やサービスが実現できるかという事です。

 

 

 

 

久しぶりに元日に寒川神社に初詣をしてまいりました。

本当に多くの人たちが集まっており、数名の知り合いとも顔を合わせる事となりました。

 

 

道行く方々がお互いに挨拶をかわし、お参りをする姿は、当たり前の事なのですが、日本人の文化の一部として、とても重要な事であると感じます。

 

 

お正月のそうした光景ですが、人とのつながりを感じ、その大切さを改めて感じる事ができました。

 

 

事務所のスタートは7日(月)となりますが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。




2018年の締めくくり

2018年の福祉施設研究所の活動は、27日をもって終了とさせていただきました。

 

 

年内最後の日は、毎年恒例になっている社屋の大掃除となります。

 

 

この日ばかりは、社員全員が参加して一年間お世話になった社屋に感謝の気持ちをもって掃除をします。

 

 

 

そして、大掃除のあとは、今年の締めくくりとしての納会を行い、今年のそれぞれの活動内容や反省点などを共有します。

 

 

本日は、金曜日ということもあり、それぞれの建設現場は作業が続いています。

 

 

現場の担当者はそれぞれ、最後の現場確認や打合せに動いてくれています。

 

 

 

私も、現在進行中の高齢者施設の現場確認と打合せに伺ってきました。

 

 

今日はとても寒い日となりましたが、職人さんたちは頑張ってくれています。本当に感謝です。

 

 

そういう意味で、今年も本当に多くの人と出会うことができました。

 

 

近年は遠方からの問い合わせも増え、出張に出かける機会も増えてきており、私たちの活動に期待していただく事に本当に嬉しく感じています。

 

 

その反面、責任も大きく感じており、一つ一つの建物に想いを込めて取り組んでいるのが現状です。

 

 

常に反省点もありますが、福祉施設の明るい未来を創っていきたいと思っています。

 

 

福祉施設のイメージを変えたい

利用者のための施設にしたい

地域との隔たりをなくしていきたい

 

 

そんな想いでこれからも創り続けていきたいと思います。

 

 

2018年、係わっていただいた方に本当に感謝いたします。

 

 

 

 

2019年は1月7日よりスタートさせていただきます。

ありがとうございました。




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