かながわ高齢者福祉研究大会

昨日は、パシフィコ横浜で開催された、第17回かながわ高齢者福祉研究大会に出展させていただきました。

 

 

神奈川県社会福祉協議会、老人福祉施設協議会が主催する大会で、神奈川県内の高齢者施設を運営する社会福祉法人の管理者や職員が参加するイベントで約2000人の来場者との事。

 

 

 

 

当日は、このような形で、私たちの活動内容や考え方、事例写真の紹介をさせていただきながら、その場での相談も受けさせていただきました。

 

 

 

神奈川県内の社会福祉法人ばかりなので、これまでお世話になった法人さんとも多くの方々とお会いし、お話できる場となりました。

 

 

 

この研究大会は、介護現場で働くスタッフが、日頃の活動のなかに研究テーマを見つけ出し、そのテーマについて研究した結果を取りまとめて発表するというもので、各法人さんの発信の場でもあります。

 

 

 

現場で起きる生の声を聴ける事は、私たちにとっても貴重で、そこで気付く事や考えさせられることも多々あります。

 

 

もっと福祉を面白くしていくためには、こうしたイベントを一般の方々にも知っていただき、参加し介護の世界を知ってもらう事なのだと思います。

 

 

就職を希望している学生さんにも来ていただけるように、各法人の就職相談コーナーもありました。

介護職員不足で、各法人さんは、職員の確保に力をいれており、かなりの数の法人がPR活動をしていました。

 

 

昨今、特に問題とされている介護職員不足の問題はそういうところからも垣間見れます。おおよその場合、給料や施設の所在地等で選定されるようですが、やはり魅力のある介護や新しい取り組み等、他には無い何か特価した取り組みをしている施設が、高齢者に選ばれると同時に職員にも選ばれる施設になるのではと感じます。




中国の福祉施設プロジェクト

中国で進めているプロジェクトの打合せで吉林省の四平市に行ってきました。

 

 

 

2月に伺ったときは、-30°という極寒の世界だったのですが、この時期ともなると現在の関東地方と同じくらいで暑く感じるほどでした。

 

 

 

 

北京で乗り換え、長春の空港から車で約2時間の場所にあるため、朝早くに日本を出ても、到着するのは夜となります。

打合せの前日に現地入りし、2日目に打合せし、3日目に日本に帰国するというスケジュールとなります。

 

 

今回は、四平市内の開発地に、高齢者と子どもの複合施設を計画するもので、計画についてのさまざまな意見交換を行う事ができました。

 

 

そして、打合せの後に少し時間があったので、四平市内を散策。

 

 

ホテル前の高層集合住宅。

 

 

 

大通りの交差点。

 

 

公園内をローラースケートで走る高齢者。

 

 

大通りから少し入った舗装のされていない路地。

 

 

緑豊かな公園で運動する高齢者。

 

 

建設中のホテル現場。

 

 

何気ない風景なのかもしれません。

でも、出来る限りの風景や空気感を目に焼き付け、この場所の特性や文化を知る事は、その地に建築する設計にも重要な要素となるはずです。

 

 

ここに住む高齢者たちは、街のいたるところでトランプを楽しんでいたり、公園で運動したり、日本では見られない光景があります。

 

 

国や文化の違いはあっても同じ人間の暮らす社会。

共通する想いは同じだと感じています。

 

 

高齢者と子ども達、さまざまな世代が自然に集えるような場所を創造できればと考えています。

 

 

プロジェクトはまだまだ始まったばかり、これからが楽しみです。




福祉研ホームページのリニューアル

福祉施設研究所のホームページがリニューアルいたしました。

 

 

以前から準備を進めてきましたがホームページのデザインも一新し、新しい「FUKUSHIKEN」として生まれ変わりました。

 

 

常に新しい情報を掲載していくとともに、担当者によるSNS等も随時更新させていただいていますので是非チェックしてみてください。

 

 

 

HPはコチラ

 

 

私たちの活動は、常に新しい福祉の世界を追い求め世の中に提案していきたいと考えています。

 

 

笑顔あふれる福祉施設を創っていきたい。そんな想いで日々活動をしています。

 

 

もっと「福祉」を面白く伝えていきたいと思います。




特別養護老人ホームと地域コミュニティー

今日は、大阪府堺市にある、特別養護老人ホームグランドオーク百寿に行ってきました。

 

 

 

泉北ニュータウンの一角にある「OAK CAFE」は特別養護老人ホームグランドオーク百寿の1階で運営するカフェとなっていて、今日も地域の常連客で賑わっていました。

 

 

 

 

特別養護老人ホームと地域のコミュニケーションの場となっているこちらのカフェでは、いつも多くの人で賑わっていて、2・3階に入所する高齢者も外食する気分でこのカフェに出かけていきます。

 

 

そして、地域の様々な世代の方々とのコミュニケーションが生まれる素晴らしい環境となっています。

 

 

 

そして今日いただいたのがこのローストビーフ丼です。

店長お勧めの新メニューという事で注文したのですが、本当においしく、シェフのこだわりが伝わってきました。

 

 

 

隣にあるマーケットには子ども達がお菓子を買いに来たり、地域の高齢者が日用品を買ったり、お話に来ていたりと、こちらもとても面白い空間となっています。

 

 

 

 

今日は、午後からこの場所を使ってのイベントも開催されており、地域の中で必要とされる場所となり、時が経つにつれて人々に愛されるカフェとなっています。

 

 

一般の人が特別養護老人ホームを訪れる事など、ほとんど無いのが一般的です。建築空間はそうした概念を変える力らを持っていると思いますが、やはり運営する法人の考え方や実行力がないとこうした環境はできません。

 

 

 

それは、世間一般のカフェと同じ事です。

常にメニューは進化し、要望とともにクオリティーが増していく、さまざまなイベントを通して、この場所を知ってもらい常に人が集まる仕掛けを作っているのです。

 

 

 

言うことは簡単ですが、既成概念をぶち壊し実行されている施設長には脱帽です。

 

 

結果、入所する高齢者も、そのご家族も、地域住民も、子ども達も、ここで働く職員も皆に愛される施設、いや、カフェとなっているのです。

 

 

いかにして高齢者と地域を繋げることができるかという事を改めて感じる事ができ、その効果がここに来る全ての人たちに幸福を与え続け、地域になくてはならない場所となっている事が本当に嬉しく感じています。

 

 

まさに高齢者施設の理想で、今後もこうした場所が増え続けていくように提案していきたいと、改めて感じました。




障がい者の働き方

今日のNHK Eテレで放送さえれた「バリバラ」のテーマは、「障害者×働く」。

 

 

 

 

今年の4月に障がい者の法定雇用率が引き上げられ、一般企業においても、障がい者の雇用を促進していくという意味で、関心もたかまりつつある障がい者の仕事。

 

 

現在の日本の支援制度では、一般就労が難しい人が、サポートを受けながら働くスキルアップの場として就労継続支援A型、B型という形をとっていますが、そこから一般就労への移行がなかなか進まないのが現状となっているようです。

 

 

就労継続支援A型事業所では、利用者との雇用契約を締結し、最低賃金が保障される事もあり、作業での売り上げを上げていかなければ成り立たなくなり、実際には厳しい経営となっている事が多いのです。

 

 

こうした事業所は、国からの援助として1人、1日5000円の職業訓練の補助が出ているが、売り上げだけでは給料の支払いがまかないきれずに、この補助金を賃金の支払いにあてて運営している事態が発生していると言います。

 

 

利用する障がい者の方々も、最終的には、こうした施設でスキルアップし、一般就労で働く事を目標にしています。

 

 

しかしながら、施設側から見てみると、時間をかけて育ててきた人材が次のステージに進むことで、より運営が厳しくなるという現状もあり、なかなか思うように機能していないのが現状です。

 

 

これって、高齢者施設の現状との同じことが言えると思っています。

特別養護老人ホームにおいても施設でさまざまな取り組みを行い利用者の介護度が回復していくと、報酬が減ったり、施設に入居できなくなるという事が実際の問題です。

 

 

障がい者のスキルアップや高齢者の介護度軽減は、目標とする事であるため、報酬を出すとか、何かのメリットがなければ、そこに向かっていくモチベーションも軽減していくというのは当然の事です。

 

 

報酬の制度を改めていかなければいけないという事を感じるとともに、やはり障がい者の雇用が進んでいかない理由は最終的には「障がい者との分け隔ての問題」が一番大きな壁となっていると感じています。

 

 

教育の根本から変えていかなければ、何も変わっていかないのではと思います。

 

 

今回の放送のテーマ「障害者×働く」、障がい者福祉の永遠のテーマでもあり、最も大切な事です。最終的に、障がい者の方々が生きがいを持って働き自立した生活が送れるように、私達も日々考え、常に提案していきたいと考えています。

 

 

時間はかかるかもしれませんが、少しづつ良くなっている。良くなっていく。と改めて感じました。




強制不妊、旧優生保護法とは

本日の読売新聞の記事で衝撃を受けました。

 

 

「強制不妊、「福祉の教訓」」という見出しが気になったのですが、旧優生保護法という法律が1948年〜1996年に存在しており、障がい者の方々が本人の同意無しに不妊手術を強制され、病気や障がいのをもつ子どもが生まれてこないようにする事と母性の生命健康を保護する事を目的に実施されていたとの事。

参考→コチラ

 

 

 

 

この法律の施行期間中、全国で1万6475人が同意のないまま手術をうけたとの事。

 

 

信じられないような事ですが、1996年まで施行されていた法律なのです。

 

 

ある女性が、個人の尊厳や自己決定権を保障する憲法に違反するとして訴えを起こしたことで明らかになり、大きな問題になりつつあります。

 

 

多くの人は、未成年の頃に何もわからずそうした手術を受けてきたとの事。

 

 

障がい者は子どもを産んではいけないのか。

誰もが疑問視する問題だと思います。

 

 

こうした問題をひとつひとつ考える事で、これからの障がい者やLGBTの方々など、今ある問題やこれからの福祉に対する問題に向き合い、解決していくきっかけになるのではと考えています。

 

 

この法律が存在していた20年前に比べ、障がい者や福祉への関心が高くなってきた事は事実だと思います。それをいい方向に向けていく事が私たちの使命でもあるのだと感じます。

 

 

もっともっと障がい者の事を身近に感じる事ができる社会を建築という分野から発信し変えていきたいと改めて感じました。

 




特養の居室は個室か多床室か

みなさんは、特別養護老人ホームの居室は、個室を選びますか、2人室や4人室の多床室を選びますか。

 

 

そのように質問されると個室を選ぶ方は多いかもしれません。

 

 

介護保険制度ができた2000年以降、国ではいわゆる個室ユニットの新型特養を推進してきました。

導入当初は、全ての特別養護老人ホームは新型特養で整備する事となり、賛否両論が飛び交ったのはつい最近のように感じます。

 

 

その後、各都道府県においてさまざまな方向性が打ち出され、現在においては、新築の際に多床室の整備も認められる地域もあるのが現状です。

 

 

まさに永遠のテーマとなっているわけです。

 

 

 

新型特養の場合のメリットは、

個室であるため、個々のプライバシーの確保ができる。

ユニットであるため、一人ひとりの状態を把握し職員が密に係ることができる。

 

 

デメリットとしては、

個室であるため、重度の方の場合、孤立してしまう恐れがある。

利用者への入居費の負担が増える。

 

 

などがある。

どちらにおいても、メリットやデメリットは必ず出るものです。

 

 

 

それは、整備する地域や入所する高齢者の介護度等によっても考えは変わってくるはずです。

 

 

現在の特別養護老人ホームの整備は、ほとんどの場合、補助金を受けて整備を行います。補助金を受ける事前協議の段階で行政側の条件を受け入れる必要が出てきます。

 

 

行政によっては新型特養の整備しか認めない場合や、定員の半数未満までの多床室を認める場合など、それぞれ都道府県レベルによって方向性は決められてしまいます。

 

 

 

でも、果たしてこれで良いのか。疑問を感じてしまいます。

 

 

整備する地域によっては、低所得者向けに多床室の需要が多い場合や、比較的元気な高齢者が多い地域、若者が少なく職員の確保が困難な地域等、当然ですがさまざまな状況が生まれてきます。

 

 

それぞれの施設が、それぞれの地域に見合った整備が必要で、本来であれば、施設を整備運営する法人の選択が出来てもよいと、いやそれが当然だと感じてしまいます。

 

 

どんな分野でもそうですが、その場所でのリサーチを行い、どのような方々が利用するか、どのような施設が求められているのかというのはさまざまな検討を行い方向性を打ち出していくはずです。

 

 

今後の特別養護老人ホームの整備において、絶対に必要な事です。

 

 

時代とともに高齢者が求めるものも変化してきます。

必要とされる施設整備は、今後もさまざまな変化が必要で、利用者の立場に立って考えていく必要があると感じます。

 




新たな敷地との出会い

今日は新たなプロジェクトの打合せで埼玉に行ってきました。

 

 

今回の整備は児童発達支援事業所及びその他の複合施設の相談です。もともと共同住宅の一室で運営している法人さんで、場所的にも手狭になってきたため、移転と他事業の展開を目的としています。

 

 

打合せが終わった後に、法人さんが購入した敷地を見て回りました。

 

 

まさに建築設計はここからが始まりです。

 

何も無い敷地である場合。

既存の建物建っている場合。

樹木が生い茂っていて何も見えない場合。

高低差があって入れない場合。

 

 

これまで出会ってきた敷地はそれぞれの特徴があり、当たり前のことですが一つとして同じものはありません。

 

 

でも初めに敷地を見るとき、本当に楽しみな気持ちになります。

 

 

 

今回の場合、もともと畑であった土地で、現在は何もない敷地です。敷地周辺には建物が立ち並び、片側2車線の全面道路には常に車が通りぬけている状況です。

 

 

障がいを持った子ども達が通う、児童発達支援事業所は、この場所どのように建ち上がり、どのように使われていくのか。

 

 

 

無から有を生み出す事はとても大変な作業です。

事業主、設計者の考えで何もない場所に建物が建ち上がっていくわけです。

 

 

おそらく、その先30年、40年という長い期間その施設で子ども達がすごし、巣立っていくのです。

 

 

私たちが、子供たちの為にどういった提案ができるか、さまざまな事のリサーチや運営法人の考え、法的条件等を考慮しながら、地域からも愛される施設を提案していきたいと考えています。




福祉研スタッフの結婚式

福祉施設研究所のスタッフ、中山恵理の結婚式が本人の慣れ親しんだ目黒区にある教会で行われました。

 

 

前日は強い風と雨となり当日の天候は心配でしたが、まるでこの日にあわせてくれたように天気にも恵まれた素晴らしい結婚式となりました。

 

 

 

2人とも晴れ晴れとした素晴らしい笑顔で、この日をむかえ、本当に嬉しく感じましたし、明るく楽しい家庭を築いていく事と確信いたしました。

 

 

 

 

今回の結婚式は、「Wedding Tea Party」と称して、本人たちが準備した手作り感のあるあたたかい会で、会に参加していた多くの方々からもあたたかいメーセージがおくられ、普段から人に愛される人柄が見て取れました。

 

 

 

 

最後に、会に参加した事務所のメンバーで記念撮影。

 

 

今後もますます、福祉施設研究所を盛り上げてくれると思います。

ありがとうございました。




世界自閉症啓発デー

今日、福祉施設研究所のメンバーは全員が青色の服を着ての出社となりました。

 

 

 

 

4月2日は国連が定めた「世界自閉症啓発デー」という事で全世界の人々に自閉症を理解してもらう取組が行われています。

 

 

そして世界自閉症啓発デーの4月2日から8日を発達障害啓発週間とし、シンポジウムやランドマークのブルーライトアップ等の活動が行われているのです。

 

 

 

 

私達も普段から障害者施設設計の専門家として発達支援センターや障がい者の就労支援施設等のお手伝いをさせていただいている事から、こうした自閉症をはじめとする発達障害について少しでも知る事、そして理解できる事を意識し、活動のシンボルとなっている青いものを身に着けて、自閉症についての話し合いの場を設けました。

 

 

この「世界自閉症啓発デー」はとても素晴らしい取り組みだと思います。

 

 

私も普段から言い続けているのですが、いわゆる健常者は障がい者に接する機会がほとんど無いために、知識や理解も無く、認識の差が誤解を招く事が多く、お互いが遠慮しあって生きていく社会となっているのが現状です。

 

 

少しの意識を持つことでも良いのです。少し考えてみる事でも良いのです。少し調べてみる事でも良いのです。

 

 

この日をきっかけにもっともっと発達障害の事を理解できれば、お互いの溝は少なくなり、どんなに楽しい世界が生れていく事でしょう。

 

 

 

 

今日の東京タワーはブルーにライトアップされており、さまざまなイベントが開催されました。

 

 

 

 

私達、福祉施設研究所のメンバーも、もっともっと深く、自閉症や発達障害といった障害者の事を知る必要があります。知った上で、社会とのコミュニケーションや自然と交わる仕組みを建築から変えていきたいと考えています。

 

 

常に勉強ですが、常にそうした事に意識し、福祉の世界をより良いものに変えていきたいと考えています。今日は改めて考える一日となりました。




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