2018年の仕事始め

1月5日より仕事始めとなりました。

 

 

事務所で毎年恒例となっている新年の最初は、社員全員が事務所に集まり、新しい年のスタートにあたっての抱負を述べます。どんな事でもそうですが、やはり目標ややりたい事を第三者に発信するという事は大切な事です。

 

 

一人一人が年の初めに話した今年の抱負を胸に、日々の設計活動に取り組んでいきたいと思います。

 

 

 

 

そして、伊勢原大神宮への初詣を済ませ、午後からは通常業務がスタートいたしました。

身が引き締まる思いです。

 

 

そして今日は、いつもお世話になっている相模原市の社会福祉法人、相模福祉村の新年会にお邪魔させていただきました。

 

 

 

 

昨年も「児童発達支援センター青い鳥」がキッズデザイン賞と神奈川建築コンクール優秀賞を受賞いただき、日頃から理事長をはじめ職員の方々にも大変お世話になっている法人さんです。

 

 

相模原市内に障がい者施設、高齢者施設、保育園を運営している法人ですが、多くの職員さんがこの日も参加しておりました。

 

 

理事長の年頭所感で、「人は財産である」というお話を聞き、この相模福祉村に係る職員をはじめ、地域の方、様々な協力会社などとにかく人との係わりを大切にしている法人の考えが伝わってきました。

 

 

サービス業においては本当に人との係りは大切です。

私達の建築設計もある意味ではサービス業のようなものです。こうした事業主さんや施工業者さん、職人さんや協力事務所など人との係り無くしては出来ない仕事です。

 

 

人との「縁」を大切に今年も始動いたします。

本年もよろしくお願いいたします。




2018年のスタート

新年あけましておめでとうございます。

今年も、福祉施設研究所の普段の活動をこのブログにてお伝えしていければと思っております。

皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

建築設計において人との繋がりは本当に大切な事です。

 

 

いろいろな人と出会い、

いろいろな人とのコミュニケーションをし、

いろいろな人の意見を聞きながら、

建物は完成していくものです。

 

 

今年もそんな気持ちを忘れずに、人との縁を大切に「福祉」という分野で設計活動ができればと考えております。

 

 

元旦の読売新聞の広告欄の言葉です。

 

 

 

「成長」するためには、何か行動を起こさなければ始まりません。

「成長」していくためには、それ相当の努力をしていなければあり得ません。

「成長」するためには常に悩み考える事だと感じます。

「成長」するためには、いくつもの困難を乗り越えていく事です。

 

 

まさにそんな事をいつも感じています。

 

 

「介護」や「福祉」という分野が皆のあこがれの職業になり、

あの場所に行ってみたいという場所が福祉施設であり、

自然にコミュニケーションが生れる環境が出来てこそ、利用者である高齢者や障がい者の方々の快適で生きがいのある生活の場が出来ると考えています。

 

 

そんな想いで今年も一年取り組んでいく所存です。

皆様との出会いを楽しみに、頑張ってまいりますのでよろしくお願いいたします。

 

 




2017年の締めくくり

今年の業務は12月27日を持って終了となりました。

が、実質、残った仕事で昨日28日が自分としての仕事納めとなりました。

 

 

事務所の最終日は、毎年恒例である事務所の大掃除を社員全員で行いました。

 

 

 

 

写真のように多くの廃棄物が毎年のように出ます。どうしても設計や現場監理段階で確認したい建材やカタログが増えてしまうのが現状で、大掃除のこの日に廃棄するものが増えてしまいます。(笑)

 

 

 

今年一年を振り返れば、色々な反省点もありますが、昨年末に建設中だった建物が完成し、既に使い始めていたり、相談をいただいていた案件の設計が完了し、現場を進めていたり。

 

 

一年という時間はあっという間でもありますが、建築のプロセスを確実に次の段階に進んでいきます。

 

 

そう考えると、今設計中の物件は、今現場進行中の物件はそれぞれが次の段階へと進み、何もなかった土の上に形として現れ人が使い始めているのでしょう。

 

 

当たり前の事ですが、来年の今はどうのようになっているのか、建物を使ってくれている高齢者や障がい者の方々が快適に使ってくれているだろうか?と考えてしまいます。

 

 

建築というのは一歩一歩の積み重ねで長い時間をかけて一つの建物が完成します。それぞれ一瞬の時間がとても重要だと改めて感じます。

 

 

そして、今年も多くの方々との出会いがありました。

 

建物の依頼をしてくれる事業主。

建材の紹介をしてくれるメーカーの営業マン。

設計の審査をしてくれる民間確認機関の審査員。

設計協力をいただいている設計協力者。

工事を進めてくれる建設会社の現場所長。

現場で作業を進めている職人さん。

 

 

きりがないですが、この1年で出会った人は本当に多く、建築は完成までに本当に多くの人が係ってくれているという事です。

 

 

高齢者施設や障がい者施設に関係する方々との出会いも沢山有りました。

本当にありがたい事だと思っています。

 

 

人との出会いを大切に、今年の反省を活かし、来年もまたより良い福祉施設を生み出していければと思っています。

 

 

2017年、皆様本当にありがとうございました。

 

 

2018年は1月5日からのスタートとなります。

 

 

「感謝」




団塊の世代と介護離職

本日のYahoo NEWSの記事です。

 

 

 

 

親の介護をするために転勤ができないといった、仕事への影響が出ている40台〜50台の男性社員が多くなったという。

 

 

いわゆる「介護離職」が問題となってきている昨今、そこまでいかなくてもこうした問題は大いに考えられる事です。

 

 

団塊の世代が75歳を超え、介護が必要になってくるのですが、それに反して若い世代の人口減少に比例して介護職員不足も深刻な問題です。

 

 

2015年の段階で要介護度3以上のうち特別養護老人ホームなど施設利用者は約100万人。残る124万人が在宅介護を受けているという状況であったため、現在ではさらに厳しい状況にあると言えます。

 

 

 

また、施設に預けられないという状況が続く中、施設側においても職員不足の問題で、定員までの引き受けが出来ない施設も増加傾向にあり、まさに負の要素ばかりが目立つようになってきました。

 

 

施設整備において整備枠や補助金の問題で特別養護老人ホームの今後の整備は減少傾向にあるなかで、介護保険制度の枠を超えた施設サービスが必要だと感じます。

 

 

今後、都心部では、田舎から移住する高齢者も増加すると考えると、本当に深刻な問題です。

 

 

施設の充実とともに、若い世代の職員を確保することが今後の介護業界の大きな課題となってきます。

 

 

選ばれる施設を創る事、そしてなにより、「福祉」や「介護」といった分野が、あこがれの職業となれるように、私達も日々追及していく事が重要です。




介護のイメージを変える事

先日、横浜ベイシェラトンホテルで開催されましたSUMICALM(スミカム)の介護セミナー「新しい介護のカタチを考える」に参加してきました。

 

 

 

 

SUMICALM(スミカム)は神奈川の有料老人ホーム検索サイトなのですが、超高齢社会を生きる私達にもっと介護を知ってもらおう、介護の事を知ってもらう事で、マイナスのイメージを変えて介護に対する不安を解消していく事を目的とし、介護に関するさまざまな情報を発信しています。

 

 

SUMICALMのHPはコチラ

 

 

フリーアナウンサーの町亞聖さんの講演は以前にも聞いた事がありますが、今回、「十年介護〜車椅子の母と過ごした奇跡の時間」と題して、ご自身の介護の経験をもとに介護に対する考えを話していただきました。

 

 

18才の時に母親がくも膜下出血で倒れ、弟や妹の面倒を見ながら母親の介護という現実を突きつけられるなかで、「介護」というものを前向きに考える事で様々な苦労を乗り越えてきました。

 

 

アナウンサーという職業を歩みながら母親の介護という両立は本当に大変な事です。昨今、介護離職という言葉が聞かれますが夫婦共働きの家庭の中で親の介護となると、どちらかが仕事を辞めなければいけないというのが現実です。

 

 

「諦めない事」、働きながら自分の人生を大事にする。

 

 

まさにそうだと感じました。

何でもそうですが、諦めたらその時点で終わりです。諦めずに挑戦する事で道は開けるのだと思います。

 

 

母親が亡くなるまで10年以上もの間介護をしてきた訳ですが、決してマイナスに考えていないという事が、一つの成功体験に繋がっているのだと感じました。

 

 

「介護」というと大変だというイメージがどうしても先行し、悪いイメージばかりが出てくるのですが、介護の日常生活の中で、前向きにとらえる事で、介護をすることで得られる事もあるという事です。

 

 

ただ単に、その人の生活の行動を支える事だけでなく、その人の生き方を支える事、一緒に生活をしながらその人の人生をつくっていく事が「介護」です。

 

 

ちょっとした事なのかもしれません。

物事をポジティブにとらえる事で、介護はとても遣り甲斐があり、人生を共に楽しむとう明るいイメージが出来るのだと感じます。

 

 

私達も、そうした明るい「介護」のイメージを建築を通して提案し、実現していきたいと考えています。

SUMICALMのサイトでも私達の考え方を紹介して頂いていますので是非ご覧いただければ幸いです。

記事のページはコチラ

 




「福祉」からの脱却

昨日は、NPO法人エイブル・アート・ジャパンが主催する「東京モノづくりサロン〜福祉がつくる暮らしの未来シンポジウム〜」に参加してきました。

 

 

 

 

「なぜ、何のために福祉施設がモノづくりをするのか?」

 

 

突然、そんな質問を受けるといろいろと考えてしまいます。

一般の企業で働くことができない障がいをお持ちの方々は、就労継続支援事業所で働いている方も多くいます。

 

 

そこでは一般的に、何かの梱包や組み立て作業など単純な内容が多く、どうしても表に出てくるような作業ではありません。でも、例えば作業所で作ったものが第三者に買ってもらえれば、そこで働く障がい者の方々のモチベーションはあがります。

 

 

どうすれば良い商品が造れるのか?

どの様な商品にすればより売れるのか?

世の中の人々は何を求めているのか?

 

 

そんな事を考え、そして実現するために行動を起こすようになります。

まさに一般企業と同じ事で、障がい者の方々も給料が上がったり人から支持される事で、仕事に対する意欲や生活の意識も変わっていくはずです。

 

 

 

 

東京都は、障がい者の工賃アップを目的とした取組として、福祉施設の商品を販売する雑貨ショップ「KURUMIRU」を運営しています。

 

 

都庁を訪れる一般の方々に、お洒落で便利な雑貨を買っていただくのです。

障がい者が事業所で造りました、という形で同情して買っていただくのではなく、本当に欲しいから買うという事でないと意味がありません。

 

 

物があふれるこの時代に、第三者がほしいと思ってくれる商品を生み出すことは簡単なことではありません。しかし、それは一般企業も福祉事業所も同じです。

 

 

障がい者の福祉事業所においても素晴らしい物を作る作業所があります。素晴らしい絵を描く方もいます。

それは、決して障がい者という区分ではなく個性という捉え方が正しいのだと思います。

 

 

先日、ある福祉施設でこんな話をする方がいました。

障がい者施設は何故お洒落な施設が無いのか?

であればそんな施設を創りたい。一般の方がその施設を利用したいと思って訪問してくるが、障がいをお持ちの方でないと利用ができませんとお断りをする。

 

 

まさに私達がいつも考えている事です。

 

 

「福祉施設」があこがれの存在になるように。

「介護」という職業が子ども達のなりたい職業になるように。

 

 

「福祉」というイメージを変え、一般の社会との隔たりを無くす事がこれからの障がい者施設や高齢者施設には必要だと感じています。

 

 

こうした集まりの中で、実際の福祉従事者との意見交換を通して、改めてこれからの福祉のあり方を再確認する事ができたように思います。ありがとうございました。




個性を活かす事

先日、気になっていた本を購入しました。

 

 

 

「顔ニモマケズ」

 

とてもインパクトの強いタイトルと表紙の写真です。

 

 

あなたは、「自分の外見がもっと美しかったらいいのに」と思ったことはありませんか?

世界22か国で「外見」に関するアンケート調査を行ったところ「自分の外見の美しさに満足している」と回答した人が最も少なかったのが日本だったとの事。

 

 

たしかに少なからず自分自身の外見にはどこか不満をもったり偏見をもったりしている部分は誰しもあるのではと感じます。

 

 

私はこの本に出合って初めて知ったのですが、見た目問題の解決に取り組む団体があるという事です。「NPO法人マイフェイス・マイスタイル」という団体でそれぞれの悩みを解決する事に取り組んでいるようです。

 

 

ここで紹介されている9人の物語は、それぞれが何かしらの障がいをお持ちで、それによって見た目に問題を抱えた方々のこれまでの体験や考え方、そしてそんな問題にも負けずに前を向いて生きる姿を紹介しています。

 

 

子どもの頃から、見た目が問題でいじめにあったり、じろじろと見られたりという事を乗り越え、自信がないからとか障がいがあるから家に閉じこもったりしないで、積極的に表に出ていろいろな事にチャレンジする事で道は開けていく。

 

 

こんな自分だからこそ出会えた友人や生き方を自分へのプラスとして考える事で、全く違った生き方ができるのではと考えさせられました。

 

 

私達が取り組んでいる、障がい者施設や高齢者施設の利用者とも共通する事があると感じました。

 

 

障がいを抱えている事をその人の「個性」としてとらえ、逆に健常者には出来ない事や自分の得意な部分を活かしていく事で、その人の生き方は大きく変わると思っています。

 

 

そして、そうした問題を抱え込まずに世の中に発信したり積極的に関わっていく事が大切で、健常者と障がい者の垣根を減らしていく事、というよりも健常者という枠はないという考え方が浸透していく事が重要だと思います。

 

 

私達は、建築設計という分野で、障がい者や高齢者の方々がいかに住みやすく、快適な生活が続けていけるかを常に考え、提案を続けています。それぞれの個性を皆が認め、快適な生活や充実した時間を過ごせることが求められており、今後の課題であると改めて感じました。




建築コンクールの授賞式

本日は、第61回神奈川建築コンクールの授賞式に参加させていただきました。

 

 

 

 

日比野設計+福祉施設研究所で関わらせていただいた相模原市の「児童発達支援センター 青い鳥」が一般建築物部門の優秀賞を受賞する事ができました。

 

 

 

神奈川県のHPはコチラ↓

 

 

 

私達の活動は、建物を利用する障がい者やお年寄りのためを第一に考えて空間の設計を進めており、何かの賞を取ることが目的ではありません。

 

 

しかしそうした活動が、第三者からこうした賞をいただく事で再確認できるとともに世の中に知っていただくという事は、正直嬉しく感じています。

 

 

一般建築部門に混ざって、もっともっと障がい者施設や高齢者施設が増えていけば、福祉の世界でも意識は向上していくのではと感じています。

 

 

事業主である相模福祉村の赤間理事長をはじめスタッフの皆様、また工事に関わっていただいた櫻内工務店をはじめとした各施工業者さん、他関わっていただいた皆様に感謝申し上げます。

 

 

 

最後に皆で記念写真です。ありがとうございました。




高齢者施設の敷地選定

先日、某高齢者施設の建替えの相談で長崎に行ってきました。

 

 

老朽化した施設の建替え事業は、30年以上経過した古い施設の場合は課題となっているのが現状です。

 

 

 

今回お伺いした施設は海のそばの高台に建っており、こんな素晴らしいロケーションの場所です。

 

 

高齢者施設の設計において、今後はそれぞれの特色や付加価値を見出していかなければ利用者から選ばれる施設になる事はありません。

 

 

付加価値は一つの答えがある訳でもなく生み出していくものです。今回の敷地のように立地条件で景色を楽しむ事ができる敷地であれば、共同生活室など利用者が生活する上で長い時間を過ごす場所からはこうした景色が楽しめる空間が出来ます。

 

 

どんな事でも良いと思います。

一つだけ付加価値の要素を入れていく事が、結果高齢者のためになる施設になると考えています。

 

 

敷地選定は難しいものです。

地主さんとの関係、近隣の状況、土地の広さや形状、法的な制限など事前に情報をつかむ事で検討する材料になります。

 

 

建物を計画する場合、敷地の条件によって全く違った施設になっていきます。

敷地の選定段階から設計者等の専門家に相談する事をお勧めしています。

 

 

今回の長崎のプロジェクトは、そういった意味では素晴らしいロケーションを活かしつつ、既存施設をどのようにして建替えていくかが課題となります。

 

 

どんな施設になっていくのか、今から楽しみです。




地域コミュニティーをつくる防災訓練

今日は、私が住んでいる地区の連合自治会で、毎年恒例となっている合同防災訓練に参加してきました。

 

 

 

各自治会から30名前後、延べ200人を超える地域住民が参加しています。

 

 

防災訓練という事で、災害時には避難所として機能する小学校での訓練となり、実際に防災倉庫に入っている器具を使っての実演となります。

 

 

 

 

 

消防分団による、消火活動の実演。

 

 

 

火災時の煙を想定した煙体験。

 

 

 

 

非常時の通信手段となる、無線での市役所との交信。

 

 

 

 

家庭用消火器の使い方。

 

 

 

 

AED・心肺蘇生。

 

 

普段体験しない事で、非常時に必ず役に立つ事がそれぞれ説明を受けて体験できるため、とてもわかりやすく良い経験になります。

 

 

もちろんこうした訓練で得られる事はあるのですが、もう一つ大事な事があります。

 

 

災害時にそれぞれが孤立せず、地域とのコミュニケーションが取れているかという事です。特に高齢者や障がい者は災害時に容易に避難できる状態にない方が多くいます。

 

 

地域の周辺の方々がそうした事を知っている事、近所付き合いが出来ている事で、避難時に協力できたり気にかけてもらったりできる訳です。

 

 

子ども達から高齢者まで、そういう意味では多世代が集うこうした防災訓練のもう一つの意味がそこにあるのではと感じます。

 

 

災害というのは、起きてみないと分からないという事が多く、実際に訓練通りに行く事はありません。そういう意味でもいろいろな状況に対して人との繋がりは大切です。

 

 

こうした取り組みを続けていく事で、地域防災は本当の意味で対応力が増していくのではと感じました。

 




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